八角塔が美しい旧山辺学校校舎 八角塔に昇る
松本市の東 里山辺にある「旧山辺学校校舎」
現在無料で入館できます。

八角塔が美しい建物です。

山辺に残る村の学び舎
-八角塔のある和風校舎は 教育にかける村人の心意気を今に伝えます-旧山辺学校校舎は、明治18年(1885)に建てられた校舎です。
八角塔が印象的なこの建物は、伝統的な日本建築を基調としながら洋風の手法を巧みに組み合わせた学校建築として、長く地域の人々に親しまれてきました
今回幸運にも八角塔に上がることが出来ました。(特別な許可が必要です)
普段昇れない階段を上がります。

階段を何段も昇ります。

八角塔から眺める景色
窓を開けて外の景色を見せてもらいました。
里山辺をぐるっと見渡せます。遠くは西山までも見えました。
八角塔に置かれていたサイレン 警報として使われていたのでしょうか?

里山辺や農家の生活の様子を展示している博物館的な要素もある「旧山辺学校校舎」です。
山辺の民間信仰 毎年2月8日に「お八日」という民間信仰の行事がおこなわれます。
藁で編んだ馬や龍などのものを作り、村の外に追いやり焼き払い、厄払いをする民間信仰が今も残されているそうです


お八日

昔の遊びなどが体験できる和室

「菰編み台(こもあみ)ミニチュア」を体験できる装置を学芸員の方の手作りされたそうです。

菰編みとは 藁で敷物や入れものを作る

実物の菰編み台
冬場、外で作業ができない農家にとって藁仕事は大切な仕事でした。
菰:藁で作った敷物 俵:藁で作った物
藁:稲・小麦などのイネ科の植物の茎を乾燥させたもの(出典:Wikipedia)

農家の昔の部屋の再現

楽しめる展示がたくさんあり、里山辺の深い農民文化などを知ることが出来る貴重な場所です。

12月~2月までは、土日祝日のみの開館となります。
外観の建物だけでなく、中も無料で見れるのでぜひお出かけください。